オーストラリア政府がまた1500ドル配る!
世界の試金石、メルボルン
こんにちは、コームナタ編集長のakiです。今回も私が気になった海外のニュースをおつたえします。今日取り上げるのはこちら↓
「Workers without sick leave to get $1,500 'disaster payment' as form of coronavirus leave in Victoria(傷病休暇を取ることなく、ヴィクトリア州の労働者は「コロナウイルス休暇」として1500ドルを得ることができる)」
ABC(オーストラリア)現地2020年8月3日報道
URL: https://www.abc.net.au/news/2020-08-03/federal-government-to-create-disaster-payment-coronavirus-leave/12518580
世界各地が新型コロナウイルスの第2波にさらされています。その中で、日本を含めて世界各国がとっている政策が「ロックダウンはしない」ということです。ロックダウンの経済的打撃が次々と明るみになり、もう二度とやりたくないと(少なくとも心のどこかでは)世界各国の元首が思っているはずです。
それらの国を横目に、世界で最初に2回目のロックダウン(罰金付き)を断行したのがオーストラリアです。ただし国全体で行っているわけではありません。メルボルンのあるヴィクトリア州が中心です。ヴィクトリア州は他の州との境界を封鎖し、メルボルン市内でも罰金付きの外出禁止を求めています。ヴィクトリア州やメルボルンがどのような経過をとるのか、私は非常に興味を持ってみています。
そんな中で発表されたのが、「連邦政府(州政府ではない)」がヴィクトリア州の住民に直接現金給付を行うということです。オーストラリアでは、感染が疑われる場合などで14日間の自主隔離が必要な場合、雇用上の傷病休暇や失業保険を穴埋めする形で間接的に支援をしてきました。しかし、今回2回目のロックダウンに入ったヴィクトリア州に限り、傷病休暇や失業保険の申請なしに1500ドル(およそ11万5000円)を受け取れる仕組みとしました。
煩雑な申請が少なくなり非常に使いやすいと思われますし、直接現金を給付するということで住民が気兼ねなく14日間隔離できるように思います。引用した記事でも、自主隔離に自分の有給休暇を使わなければいけないことで感じる経済的な不安がなくなり、野党党首もさらなる支援を求めつつも賛同していると報じています。
さらには、同じような状況が他の州でも起きた場合には対象が拡大される可能性もあると報じています(ちなみに、この記事を発表した翌8月6日より、クイーンズランド州でも他の州との境界が封鎖される予定です)。
ちなみに、オーストラリアも日本と同様にコロナ以前よりGDPの低成長が続いており、豪ドルの価値も近年では暴落に近い様相を呈していました。そのオーストラリアですら、国民に直接1500ドルを給付するといっています。あれ、非難轟轟になったのを察知してようやく10万円を給付して、もう一切配る気のない国がオーストラリアの北の方にあった気が、、、、
お読みいただきありがとうございました。
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