日本再興戦略 落合陽一

日本再興戦略 落合陽一 2018年 幻冬舎


新進気鋭のトリプルフェイスによる日本復活のためのバイブル


今、最も有名な若手研究者の一人である落合陽一筑波大学学長補佐・准教授(当時)の話題の著作。2018年に出版された本書だが、コロナ後の日本が歩むべき道筋を考えるにあたって有用な考えが満載である。宅配・持ち帰りサービスの充実や自動化・ロボット化の推進によって、人の生活スタイルが大きく変わるということ私たちは新型コロナウイルスの影響で日々痛感している。ロボット、AIに私たちの職は奪われるのか。この先の見えない日本の未来をどう形作っていくのか。日本人一人一人が改めて考えるうえで是非手に取っていただきたい一冊である。



本書では、近代以降の日本の欧米文化の礼賛から脱却し、テクノロジーを駆使して日本独自の新たな社会を形成していくことを提唱している。後半では民主主義のこれからの行方、日本に必要な教育、企業システムについて触れ、落合氏自身の経験で本書は結ばれている。



著者の落合氏は本書冒頭でも言及しているが、経営者、メディアアーティスト、大学人という3つの顔を持っている。この本はその落合氏のトリプルフェイスという特異な経歴にも注目して読んでいただきたい。


日本再興戦略

はじめに:なぜ今、僕は日本再興戦略を語るのか?

第1章 欧米とは何か

第2章 日本とは何か

第3章 テクノロジーは世界をどう変えるか

第4章 日本再興のグランドデザイン

第5章 政治(国防・外交・民主主義・リーダー)

第6章 教育

第7章 会社・仕事・コミュニティ

おわりに:日本再興は教育から始まる

※画像はamazonから引用

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